こんにちは、備KILL編集部です!
災害時にいちばん困るのが「トイレ問題」。断水・停電・避難所生活では、普段通りのトイレが使えません。本記事はショート動画5回分を1本に再編集し、種類の違い・選び方・快適化・保管のコツまでを一気に解説します。備えの精度が上がるので、必要な箇所だけでもチェックしてください。
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- 1. 非常用トイレ・簡易トイレ・携帯トイレの違い
- ポータブルトイレ+目隠しテントで「安心空間」を作る
- 第3位:頑丈スチールフレーム型ポータブルトイレ
- 第2位:折りたたみ軽量型ポータブルトイレ
- 第1位:ワンタッチ展開式ポータブルトイレ
- 第3位:高さゆったり型目隠しテント
- 第2位:風対策ペグ付き目隠しテント
- 第1位:ワンタッチ式軽量目隠しテント
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1. 非常用トイレ・簡易トイレ・携帯トイレの違い
非常用トイレ(総称)

災害時に使うトイレ全般の呼び名です。自宅のトイレが断水や停電で使えなくなったとき、代わりに利用するものを広く指します。種類としては、避難所に設置される仮設トイレや家庭用の簡易トイレ、携帯用の袋タイプまで含まれます。
非常用トイレという言葉を知っておくと、ネット通販や防災マニュアルで「簡易」「携帯」と表現が違っても混乱しにくくなります。まずは大枠の概念を理解しておくことが大切です。
簡易トイレ(設置型)

仮設や一時的に据え置いて使うタイプで、便座付きフレームに袋をかける方式や、小型タンクに排泄物をためる方式があります。座面が安定しているため安心感があり、長時間の使用や高齢者にも向いています。
避難所では目隠しテントと組み合わせてプライバシーを確保しやすく、自宅の断水時にも違和感なく使えます。ただしサイズが大きく、収納スペースを確保する必要がある点がデメリット。備蓄量よりも「快適さ重視」で揃えたい家庭におすすめです。
携帯トイレ(持ち運び型)

バッグや防災リュックに入れて持ち歩ける小型・軽量のトイレです。多くは凝固剤入り袋で、排泄物をすぐに固めて臭いや液漏れを防ぎます。ほかにも折りたたみ便座とセットで使うタイプ、自立型の袋タイプなど、種類が豊富です。
メリットは災害時だけでなく、車中泊・長距離移動・キャンプなどでも使える汎用性。避難所のトイレ混雑や衛生環境の悪化を回避でき、心理的ストレスも減らせます。
注意点は「使い切り」であるため、人数×日数×回数を逆算して必要量を備蓄しておくこと。家庭の備蓄とは別に、車や通勤カバンにも数個分散して入れておくと安心です。
ポータブルトイレ+目隠しテントで「安心空間」を作る
非常用トイレ
第3位:頑丈スチールフレーム型ポータブルトイレ

フレーム強度と座面の安定性が高く、長時間でも安心。体格差や加重に強いため、避難所や在宅避難どちらでも使いやすいベース機です。
掃除がしやすく繰り返し利用できるため、長期の避難生活を見据えた家庭におすすめ。
第2位:折りたたみ軽量型ポータブルトイレ

持ち運びや収納がラクで、車載・物置・クローゼットに省スペースで備蓄可能。組み立ても簡単で初めての導入にも向きます。
「普段はしまっておきたいが、いざという時にすぐ出したい」家庭や一人暮らしにぴったりのタイプです。
第1位:ワンタッチ展開式ポータブルトイレ

展開が一瞬で、到着直後から使えるのが最大の強み。子どもや高齢者がいる家庭でも扱いやすく、心理的負担を軽減します。
避難所での混雑時や車中泊でもすぐ設置できるので、スピード重視で安心感を得たい人に最適です。
テント
第3位:高さゆったり型目隠しテント

天井高に余裕があり、着替えや介助にも対応しやすいのが特長。
圧迫感が少なく、避難所でのプライバシー確保にも有効です。家族や介助が必要な人と一緒に避難する場合に安心感が高いタイプです。
第2位:風対策ペグ付き目隠しテント

屋外での安定性を高めた仕様で、強風時のバタつきや倒れ込みを軽減。
内部の安心感が段違いで、悪天候時でも安心して利用できます。キャンプや屋外避難が想定される人に必須のタイプです。
第1位:ワンタッチ式軽量目隠しテント

設営スピードが圧倒的で、暗所でも迷わず扱え、トイレと同時展開が可能。収納時は薄く、家庭でも保管しやすいのが利点。
誰でもすぐ使える操作性を求める家庭や、一人暮らしの方に特におすすめです。
3. 使う場所で選ぶ「携帯トイレ」2タイプ
便器利用タイプ(家庭用便座・ポータブル兼用)
第3位:超大容量プロ仕様パック

大量使用を前提とした備蓄に向く大容量パックです。避難所や事業所、大家族でも足りなくなりにくく、まとめて管理したい人に便利。
使用回数の目安を把握しておけば、誰がどれだけ残っているか一目で確認できるため、長期避難にも安心です。
第2位:まとめ備蓄パック

コストパフォーマンスと数量のバランスが良く、家庭備蓄の定番タイプです。
家族人数×3日分(可能なら7日分)×1日あたりの使用回数を逆算して、必要量を計算すると無駄なく準備できます。
「家庭でしっかり備えたい」という人が選びやすいスタンダードなパックです。
第1位:すぐ使える個包装パック

1回分が独立していて、開封ごとに衛生的に使えるのが大きな特徴です。
配布や携行がしやすく、車や通勤バッグ、避難リュックに分散して入れておけます。
持ち運びやすさと即時性を重視する人に最適で、小分けタイプは災害時に真っ先に品薄になる傾向があるため、早めの確保がおすすめです。
便座不要タイプ(持ち歩きやすい)
第3位:多用途兼用タイプ

男女兼用で使えるタイプ。
嘔吐処理などにも対応できる多機能です。
外出中・車内・登山など、トイレが確保できないシーンでも柔軟に使えます。
「トイレ以外の用途にも備えておきたい」という人に安心感があるタイプです。
第2位:ジェル吸収式タイプ

素早く固めて漏れや臭いを抑えられるタイプ。
排泄後の処理が簡単で、子どもや高齢者にも扱いやすいのが特徴です。
夜間や車内での使用に向き、緊急時のストレスを大きく減らせます。
第1位:自立型袋タイプ

袋が自立して広がるため、狙いやすく手元が汚れにくいのが最大の特徴。
便座やフレームがなくても安定して使えるので、災害現場や屋外、車中泊など場所を選びません。
「とにかくすぐに使える」「設置物がなくても安心したい」という人に最適です。
サイズ注意:便器利用タイプは便座形状により取り付けにくい場合があります。家庭の便座寸法・ポータブル側の対応サイズを事前確認しましょう。
4. 一緒に備えておきたい「快適・衛生」グッズ5選
第5位:おしり拭き(ノンアルコール)

水が使えない場面で体を清潔に保つ必需品。
ノンアルコールタイプは肌刺激が少なく、子どもや高齢者にも安心して使えます。
避難生活ではトイレ後のケアだけでなく、汗や汚れを拭き取る際にも重宝。開封後は乾燥しやすいので、ジッパー袋やタッパーで保管しておくと最後まで使えます。
第4位:アルコール除菌シート

便座や手すり、ドアノブなどの拭き取りに最適。
トイレ周辺の二次汚染を防ぐことで、感染症リスクを大幅に減らせます。
災害時は掃除が行き届かない環境になりやすく、臭いの発生源対策にも役立ちます。
「おしり拭き」とセットで備えると、衛生面の安心度が格段に上がります。
第3位:使い捨て手袋

廃棄や清掃の際に直接触れずに済むため、衛生確保に欠かせません。
ニトリルやポリエチレン製などがあり、用途に応じて選びましょう。
サイズ違いを混在させて備えておくと、家族それぞれが使えて便利。防臭袋に入れる作業や除菌作業のときにも活躍する万能アイテムです。
第2位:ランタン(防水推奨)

夜間や目隠しテント内の明かりとして必須。懐中電灯と違い両手が空くので、設置や清掃もスムーズに行えます。電源方式は乾電池・USB充電・手回しのいずれかを複数用意しておくと停電時も安心。防水仕様を選べば屋外利用も可能で、トイレ以外の場面でも心強いアイテムです。
第1位:防臭袋(高機能タイプ)

排泄物を入れた後、臭気漏れを大幅にカットできる袋です。
特に集合住宅や避難所、車内など、周囲に人が多い環境では必須アイテム。
防災リュックに常備すれば、災害時の不快感や衛生リスクを大きく軽減できます。
ゴミ処理に困る状況でも「周囲への配慮」ができる点で、防災グッズの中でもトップクラスに重要です。
5. 保管方法と長期備蓄のコツ 5選
第5位:直射日光と高温を避ける
非常用トイレの劣化原因の多くは、熱と紫外線です。屋根裏・車内・ベランダ脇など高温になりやすい場所は避けましょう。
温度変化の少ない室内や押し入れ、床下収納などが最適です。夏場の車内放置は凝固剤が固まらなくなる恐れがあるため要注意です。
第4位:期限を一覧化して管理
凝固剤や汚物袋、除菌シートなどには必ず使用期限があります。
家族の人数に応じた使用回数の目安を表計算ソフトにまとめ、更新日をカレンダーに記録しておくと管理が楽です。
非常食と同じく「ローリングストック方式」で定期的に入れ替えると、期限切れを防げます。
第3位:使用場所ごとに分散備蓄
「玄関・寝室・車・職場」など複数の場所に小分けで備蓄しておくと、いざという時すぐ手が届きます。
災害時は保管場所にアクセスできないケースもあるため、分散しておくことで“使いたい時に使える”確率が上がります。
特に車載用は交通渋滞や帰宅困難時に役立ちます。
第2位:中身を確認してから収納
袋の枚数・凝固剤の数・手袋やポリ袋などの付属品が、想定人数分あるかを必ず確認しましょう。
購入直後は意外と「想定より少なかった」というケースもあります。
便座に適合するサイズかどうかも大切なポイントで、確認不足だと使えないリスクにつながります。
第1位:防水・防臭性の高い容器で保管
備蓄品は水や湿気、匂い移りに弱いため、密閉ボックスや厚手ジッパーバッグに入れ、さらに消臭剤や乾燥剤で二重化するのがおすすめです。
浸水被害の多い地域では、床下ではなく高い位置に置くと安心。
「清潔に、長く、確実に」使える状態を維持するのが、保管の最大のポイントです。
まとめ:種類×使い方×保管=「使える備え」
非常用トイレは、
(1)種類の理解
(2)環境づくり
(3)快適・衛生の補助具
(4)保管
までセットで考えると、いざという時に確実に役立ちます。
自宅・車・職場など生活動線ごとに分散し、年1回の見直しをルーチン化しておきましょう。
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