こんにちは、備KILL編集部です!
防災グッズをそろえて「これで安心」と思っていませんか?
実際には、せっかく備えていても「いざという時に使えなかった」という声が多く聞かれます。
いま必要なのは、“持っている”備えから“使える”備えへの見直しです。
この記事では、ありがちな見落としポイントを10項目にまとめ、使える防災グッズに変えるためのヒントを紹介します。
確認用チェックリストも用意しています。
あなたの備えが本当に使えるかどうか、一緒にチェックしてみましょう。
動画でサクッと確認したい方はこちら
使える防災グッズチェックリストで備えを見直そう

先輩、非常用持ち出し袋を出してきて、何するんですか?
防災グッズはきちんと揃ってますよ。

この防災グッズたちは使ってみたことあるかにゃ?

えっ、使ってみたことないです。何でですか?

グッズを揃えるだけだと“使えない防災グッズ”になりやすいんだ。
この『使える防災グッズチェックリスト』を使うと、あらかじめ準備しておくことが確認できるぞ。

なるほど!このチェックリストで点検すれば、持ってるだけで満足しちゃう備えを防げそうですね!
👉 使える防災グッズチェックリストを確認する(PDFまたはExcel)
実際に使えるかを確認するために、使える防災グッズチェックリスト(PDFまたはExcel)を用意しています。防災リュックを見直すきっかけに、ぜひ活用してみましょう。
使えない防災グッズにならないためのポイントTOP10
第10位:ラジオの周波数

防災ラジオは、地域ごとの防災FM局に周波数を合わせる設定が必要です。
事前に自分の住む地域のFM局の周波数を控え、操作方法を確認しておきましょう。
乾電池・手回し・ソーラーなどの電源方式も、どれが使えるかを試しておくと安心です。
☑ チューニング・操作方法を確認してある
☑ 電源の種類を確認してある
第9位:懐中電灯の電池

いざ使おうとしたら電池切れ、というのは非常に多いトラブルです。
電池を入れたまま長期間放置すると、液漏れや接触不良を起こすこともあります。
半年に一度は点灯確認を行い、電池交換のタイミングを決めておきましょう。
LEDライトなど長持ちタイプでも、定期的な動作確認を忘れずにしましょう。
☑ 半年以内に点灯確認を行った
☑ 予備電池をリュックに一緒に入れてある
第8位:非常食の賞味期限

防災食をそろえるだけで満足していませんか?
長期保存できるとはいえ、賞味期限切れのまま放置されているケースが多く見られます。
年に1回は期限をチェックし、「ローリングストック法(使いながら補充)」を取り入れることで、
常に新しい食品を確保できます。
☑ 非常食の賞味期限を一覧にして管理している
☑ 普段の食事でも取り入れて消費している
第7位:簡易トイレの使い方

災害時の必需品である簡易トイレも、使い方を知らないまま保管している人が多いアイテムです。
便座へのセット手順や凝固剤の量などは、実際に試してみないと分かりません。
可能であれば自宅のトイレで一度使用テストを行い、説明書を保管しておきましょう。
避難所ではトイレの行列や使用制限もあるため、家庭内での練習が大切です。
☑ 非常用トイレの使い方を確認した
☑ 使い方を人に説明できる
第6位:固形燃料ストーブの使い方

火を使うアイテムは、実際の現場で最もトラブルが起きやすいものです。
固形燃料は風の影響や安定性に注意が必要で、慣れないと点火に苦労します。
屋外で試してみて、風よけや五徳の安定性を確認しましょう。
メタノール系燃料は臭い移りもあるため、直火調理より湯せん調理がおすすめです。
☑ 屋外で火のつけ方を試した
☑ 一緒に使える調理器具を確認してある
第5位:給水場所の確認

「近くの公園で水をもらえる」と思っている人も多いですが、実際の給水拠点は自治体や水道局があらかじめ指定している場所です。
地図アプリや防災マップを使って場所と経路を確認し、徒歩での距離や坂道なども考慮しておきましょう。
☑ 自宅周辺の給水所を把握している
☑ 給水ルートを実際に歩いて確認した
第4位:モバイルバッテリーの充電

モバイルバッテリーは、充電して保管しておくだけでは不十分です。
自然放電で残量が減るため、定期的な再充電が必要です。
高温の車内などに放置すると膨張や故障の原因にもなります。
季節ごとに充電状態を確認し、劣化を感じたら早めに買い替えましょう。
☑ 3か月以内に充電確認をした
☑ 膨張や異常発熱がないか確認した
第3位:避難場所の共有

家族全員が揃っているとは限らないのが災害時の現実です。
避難場所や連絡手段を家族で共有しておくことが大切です。
防災アプリやハザードマップを利用して、避難経路や集合場所を決めておきましょう。
家族全員のスマートフォンに「緊急連絡カード」を保存しておくのもおすすめです。
☑ 避難ルートと集合場所を確認した
☑ 緊急連絡カードを全員が持っている
第2位:ポリタンクの重さ

1人1日あたり3リットルの水が必要といわれていますが、家族分をまとめて運ぶと想像以上に重いのが現実です。
特に女性や高齢者には運搬が難しく、階段や坂道は転倒の危険があります。
背負い式やキャリー付きの給水タンクなど、持てる量に合わせた備えに変えておきましょう。
☑ 自分が持ち運べる水の量を確認した
☑ 給水所からの持ち運び方法を検討した
第1位:防災リュックの重量

「完璧な防災リュックを作った」と思っても、実際に背負うと動けないほど重いことがあります。
持ち出そうとする内容が多すぎると、避難時の移動が困難になり、必要なものがすぐに取り出せないことも。
季節ごとに中身を見直し、体力や人数に合わせて調整することが大切です。
背負って歩いてみる“持ち出し訓練”も効果的です。
☑ 防災リュックを背負って実際に歩いてみた
☑ 季節ごとに中身を見直している
まとめ:定期的な点検で使える備えに
防災グッズは、持っているだけでは「備え」とは言えません。
定期的な点検と試用によって、はじめて「使える備え」になります。
特に電源系・火器・水・重量物は、実際に使って初めて気づく点が多い分野です。
ぜひこの機会にチェックリストを使って、家族みんなで備えを確認してみてください。
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